早いもので2013年も間もなくおしまいです。
今年を振り返ってみます。
IPO社数は、TOKYO PRO MARKETの4社も含めると、年間58社と増加しました。
アベノミクスの流れは、IPO準備会社にも追い風になったようです。
大型IPOとしては、サントリー食品インターナショナルの上場がありました。足利ホールディングス(足利銀行)の経営破たんから約10年を経ての復活上場も印象的でした。
バイオベンチャーが輝きを取り戻した1年でもありました。
メドレックス、ペプチドリーム、リプロセル、オンコリスバイオファーマ 、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ と5社が上場し、リプロセルの公開初値は、公開価格の5.5倍と騰落率で13年IPO企業No1でした。
市場の制度面・環境面でいうと、東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合がありました(7月16日現物市場統合)。将来的には、JASDAQ市場の位置づけについて何かしらの見直しが行われるのではないでしょうか。
ベンチャー企業を取り巻く環境もよくなってきています。VC等からの資金供給も広がりを見せています。IPOを目指すにあたっても、証券会社や監査法人がかなり積極的に活動しています。先日、監査法人の方に聞いた話ですが、若手(新人)が関心をもつ業務内容として「IPO支援」が大人気とのことで、閑古鳥だったこの数年からの環境の変化に驚きました。
個人的には、とても忙しい1年でした。
いくつかのIPO準備プロジェクト(マザーズ、東証二部)と、市場変更(JQ→東証二部、マザーズ→東証一部)、一部指定(東証二部→東証一部)のお手伝いをさせて頂きました(進行中も含む)。
残念ながら、すべてが予定通りの進捗とは行きませんでしたが、ハラハラしたものの無事に成果が出た会社さんもありほっとしたこと思い出します。来年の実現に向けて順調な会社さんもあり楽しみです。
不本意なこととしては、本ブログの投稿頻度がとても低くなってしまったことがあります。支援先企業の方に、「とにかく悔いがないように妥協しないで頑張る」ことをお願いしていることもあり、自分も全力投球をしていたら、ブログ記事を書く時間が割けませんでした。
来年が、よりよい年になることを祈って、13年最後の記事としたいと思います。また来年もよろしくお願いします!
(写真は、12月のホノルルです。南国でのマラソンは大変でした・・・)