GW前の記事ですが、プロ向け市場 TOKYO PRO Market(もとTOKYO AIM)への新規上場予定企業が公表されています。
- 新規上場申請者情報(東証HP)
- 新規上場申請者 株式会社碧 会社概要(東証HP)
- 新規上場申請者 株式会社碧 発行者情報(東証HP)
株式会社碧(へき)は、沖縄県の会社です。
TOKYO PRO Market という特殊な市場への上場ということもあり、特長的なこと、気づいたことなどを以下に記します。
- TOKYO PRO Market はこれで4社目(ただし、間もなくメビオファームが上場廃止)
- 通常のIPOでいう主幹事証券にあたる相当する「指定アドバイザー会社」は、OKINAWA J-Adviser(沖縄ジェー・アドバイザー)
これまで同市場に上場した3社はすべてフィリップ証券でしたので、同証券以外の初の案件 - 同社は、もとグリーンシート銘柄(今年2月に登録取り消し)
- 通常のIPO時には必ず行われるファイナンスは実施予定なし
(発行者情報に「当社は、上場に際して特定投資家向け取得勧誘又は特定投資家向け売付け勧誘等を実施しない」との記載あります。この記事などでは、「上場で得た資金は、社員研修施設の建設や、東京や大阪への事務所開設に充てたい考え。」と書かれていますが???) - 監査人は、九州地盤の如水監査法人(同市場に上場している五洋食品産業もこちらの監査法人)
昨年、沖縄ジェー・アドバイザーができた時から同社の同市場への上場計画は一部の報道などありましたので驚きはありません。
同社は、ステーキレストランの運営が本業ですが、沖縄県だけでなく、東京・大阪にも進出してきています(銀座 三越店)。なかなか美味しそうです。
TOKYO PRO Marketへの上場は、知名度の向上、信用力の向上には役立つようですので、沖縄にとどまらず東京・大阪などへ出ていくという同社の意向にマッチしたということなのだろうと思います。