著名な経済評論家の長谷川慶太郎氏の著書です。
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この本の触れ込み(紹介文)は、
『この金融危機で一番有利な国は日本だ。
「日本株」はかならず大きく買い直される。米国主導体制はゆらがず、日米枢軸の世界経済は二一世紀の人類に大変明るい時代をもたらす。』
と、今日の悲観的な景気情勢について、希望も含めて明るいことが書かれてそうでしたので読んでみました。
内容としては、本当にそうなのかなぁと思う面もあるものの、なるほどと思うことが多々ありました。
日本は、バブル崩壊の経験のお陰で、なんだかんだいっても諸外国との比較としては、ダメージがかなり少ないことがそれなりの説得性のある内容で書かれています。
また、米国主導の時代は終わったという人も増えている中、本書では米国及びUSドルの優位は今後も揺るがないという持論が展開されています。
私は、この最近、
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などを読んで、「米国・USドル主導の時代は終わった」という考えに共感しつつあったのですが、本書を読むと「やはりこれからも米国・USドル中心の世の中なのかなぁ」と思わされてしまいました(主体性無く振り回されてしまっていますが・・・・・・)。
私は政治や国際経済にはかなり疎い為、どれが正しいとかもっともらしいとかはコメントできませんが、一つの見方として本書は面白く読めました。
『金融収縮・景気低迷で日本の将来に不安を感じているものの前向きに考えたい』というような方には、本書を読んでみることをおすすめしたいと思います。
【参考記事】
読書録