上場企業の決算発表が少しずつ早まっていることについて、統計データをご紹介しておきます。
東京証券取引所は、東証上場企業の決算発表状況について統計データを都度公表しています。
●本決算 決算発表日
平成20年3月期の決算発表状況の集計結果について
04年3月期 44.6日
05年3月期 43.3日
06年3月期 42.5日
07年3月期 40.9日
08年3月期 40.2日
●中間決算、四半期決算 決算発表日
平成21年3月期第2四半期決算短信発表状況の集計結果について(確定版)
08年3月期 中間決算 (9月) 39.5日
09年3月期 第1四半期 (6月) 34.6日
09年3月期 第2四半期 (9月) 35.9日
どんどん決算発表が早まってきていることがわかります。
08年3月期中間決算 → 09年3月期第2四半期 については、
監査法人の手続が、「中間監査」から「四半期レビュー」となったことも一因かもしれませんが、1年で3.6日も短縮されています。
なお、上場準備会社には、本決算は45日、四半期決算は30日で開示できるレベルが求められております。
なお、本決算については上記のとおり、これまでは毎期毎期少しずつ日数が短縮されてきていましたが、09年3月期については、J−SOXの適用初年度ということで、他社の様子見・混乱等によって、もしかすると、発表日数がそれなりに遅くなるのではないかと予測(?)しています。