2月13日 東証2部上場予定のニホンフラッシュですが、売出し株数が変更されています。
・上場承認時(有価証券届出書) 1,000,000株
↓
・第一次訂正届出書(1/24提出) 700,000株
2つの金融機関が売出し人から離脱しています。
このタイミングでの売出し人の変更はとても珍しいことです。
理由については開示されていませんが、昨今の異常ともいえる株式市況の影響が関係しているものと推察されます。
なお、上場承認時(有価証券届出書)の想定売出価格は900円でしたが、
ブックビルディングの仮条件(第一次訂正届出書)は、720円〜800円で決定されています。
株式市況が悪い中の上場は、企業の側からするととても不遇な状況となります。
審査が順調に進み、「あとは株価」となった時点で、株価が当初計画より大きく下回りそうだとなった場合、
?それでもいま上場する
?上場時期を先送りする
の選択となります。
ただし、?とした場合、改めて審査を受けることになり、必ず上場できるとは限りません。
株価は希望金額ではないもののまず上場することを優先する(?を選ぶ)会社が多いと思いますが、ここまで株式市況が悪いと?を選ぶ会社も出てくるのではないでしょうか。
昨年来低迷している新規上場が活発化するためにも、今の世界同時株安が早めに解決することを祈るばかりです。