successIPO (IPO準備会社を応援するブログ)

IPOコンサルタントをしている公認会計士が、IPOを目指している(又はこれから目指す)企業さんやIPO業界関係者の方にとって参考になる情報を提供していきます。

あずさ監査法人「成長戦略としての株式公開のすすめ」出席してきました

昨日、あずさ監査法人にて「成長戦略としての株式公開のすすめ」に出席してきました。

 

内容は、以下の4コマでした。

・経済活性化のための緊急提言について(内閣府 規制・制度改革担当官様)

日本取引所グループIPO促進策について(東証 小沼氏)

・上場体験談Ⅰ(マザーズ)(メディアフラッグ 福井社長)

・上場体験談Ⅱ(TOKYO Pro Market)(新東京グループ 吉野社長)

 

個人的に関心があったのは、1コマ目の内閣府の「規制改革会議」の話題でした。 直前の4月11日の部会にてIPO促進策が議論された(参考過去記事)ということもあり、どのような話がされるか注目していました。

4月11日の部会では、以下のような話題が出て、「金融庁からも前向きな見解が得られた」とのことです。  

①クラウドファンディングの導入  

②地域において資金調達ができる仕組み。グリーンシートの開示合理化の検討  

IPO時の届出書について、財務諸表の年数を限定する  

④JSOX負担を一定期間軽減  

IPO時の株主基準を減らす

 

メディアフラッグ 福井社長のお話は、起業後にかなり苦労され、会社を手放すことまで真剣に考えたというお話などは印象的でした。

それと、福井社長は、かなり熱心なマラソンランナー(ベストタイムは3時間30分台!)ということで、ご自身の最近のマラソン大会の成績までお話されており面白かったです。

企業経営者にはマラソン愛好家が多いことについて、以下の3点で企業経営とマラソンは通じるものがあるとのこと。

 ① 地道な努力をコツコツ継続することが必要(まぐれで良い結果は出ない)

 ② 予め決めた目標に向けて取り組む(練習計画、ペース配分など)

 ③ 絶対にあきらめない!

私も、マラソンランナーの端くれですが、上記3点にはなるほど!と思いました。

 

新東京グループのお話で印象的だったのは、(TOKYO Pro Market市場へですが)上場したことによる信用力向上を顕著に実感しているとのことでした(社長から営業部門の方にスピーチを交代し、営業の最前線の声としてそのことを熱くお話されていました)。

 

他の大手監査法人同様ですが、あずさ監査法人IPO準備企業の開拓・支援にこれまで以上に力を入れていく姿勢が伝わってきました。