successIPO (IPO準備会社を応援するブログ)

IPOコンサルタントをしている公認会計士が、IPOを目指している(又はこれから目指す)企業さんやIPO業界関係者の方にとって参考になる情報を提供していきます。

地方証取「このままでは単独で生き残るのは難しい」(SankeiBiz)

しばらくIPOが途絶えている地方証券取引所についてのニュース記事です。

活路求める地方証取 地元有望企業発掘・審査料引き下げ… (SankeiBiz)

以下、記事の一部を紹介します。

・「投資家からは、地方証取の単独上場企業は投資先として対象外」(中堅証券)とみられているのが実情

・工業用ガスシステムメーカー、ジャパンマテリアルの株式は昨年末に上場した名証では、いまだに売買ゼロ。重複上場している東証2部に売買が集中している。

・液卵大手のイフジ産業の株式も昨年8月に上場した福証では取引がなく、「地域貢献の一つ」(同社)と割り切る。

・札証も苦戦が続き、08年2月以来、4年以上も新規上場企業が途絶えている。

・福証は地元の優良企業にアタックをかけ続け、11年8月に約1年2カ月ぶりとなる新規上場企業を生んだ。3年前には有望企業の上場を支援する「九州IPO挑戦隊」と名付けたプロジェクトに乗りだし、15社が3〜5年後の上場を目指している。

・地方証取の今後について、大和総研金融調査部の太田珠美研究員は「地方の有望企業を発掘する役割は重要」としつつも、「このままでは株式市場として単独で生き残るのは難しい」と変革への挑戦を促している。

さすがにこのままでは、単独で生き残るのは難しく、「市場の統・廃合」という方向にならざるを得ないように感じます。。。