上場準備会社において、IPOに向けて、非常に苦労するテーマのひとつである「利益管理体制(予算制度の導入)」に関する参考書籍です。
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予算会計―将来キャッシュ・フロー経営を可能にする財務諸表作成マニュアル 新品価格 |

演習形式で、(単年度)予算の策定手順が理解できるように説明している実務書です。
以下、目次のみ紹介しておきます。
第1章 予算編成方針関係の予算編成 第2章 売上高関係の予算編成 第3章 売上原価関係の予算編成 第4章 設備投資等及び減価償却費関係の予算編成 第5章 人件費・販管費関係の予算編成 第6章 資金運用・調達関係の予算編成 第7章 税金等・総合予算関係の予算編成 |
ただし、いきなり演習問題に入ってしまうとっつき辛さがあることと、本書を読むにあたっては
それなりの経理実務のスキルが必要となることには注意が必要です。
予算をここまで体系だてて説明している書籍は、他にないように思えます(予想C/F計算書を直接法で算出するところまで説明あり)。
ある程度の経理実務の経験・スキルがあり、「予算」について学ばれている方にとってはとても役に立つ本だと思います。
興味ある方は、著者の児玉会計士が用意している本書の紹介ページをどうぞ。
「予算会計」将来キャッシュ・フロー経営を可能にする財務諸表作成マニュアル(立ち読みページ)
あと、同著者のこちらの書籍も紹介しておきます。
中古価格
¥7,296から
(2014/9/8 21:18時点)

2000年発売の古い本で、絶版になってしまっています。
が、物語形式になっており予算編成について非常に勉強になる本です。
【参考記事】
IPO参考書籍(目次)