ついにFacebookが「IPO申請」をしたそうです(しばらく前からニュースになっていましたが)。
2月1日午後に、SEC(アメリカ証券取引委員会)に、「Form S−1」という書類を株式上場を申請したとのことです。
詳細は知らないのですが、日本とは上場までの手続きが異なっており、今後、SECが内容を審査し、問題がなければ4月下旬から5月に上場となるそうです。
FacebookのForm S−1は、以下で閲覧可能です。
FacebookのForm S−1(米国SECウェブサイト)
私は、英語に弱いのでどなたか解説をお願いします・・・・
主幹事証券は、モルガンスタンレーとのことです。
(昨年上場したジンガやグルーポンもモルガンスタンレーでした)
主幹事争いは、引受手数料の値引き合戦だったとされています。以下の記事にて丁寧な説明がされています。
FacebookのIPOを巡って投資銀行がフィーの値引き合戦?(BLOGOS)
米国の場合、通常のIPOの手数料率は、7%程度とのことですが、Facebookの場合には、1%台になるのではないかとされています。
米フェイスブックIPO、幹事の手数料は1−1.5%の公算(Bloomberg.co.jp)
1%台というのは、これまでの他社の引受手数料
・リンクトイン:7%
・グルーポン:6%
・ジンガ:3.2%
・グーグル:2.8%
との比較でも破格の低さです。
ディールサイズが大きければ、手数料「率」を下げたとしても、手数料「額」が大きくとなるため、主幹事獲得のためには手数料率の「値引き合戦」になるのは、競争原理が働いた自然の流れともいえます。
(米国に限らず、日本のIPOにおいても、ディールサイズが大きければ引受手数料は低くなります。超大型IPOでは、主幹事選定にあたって手数料率が重要な判断材料(=値引き合戦)になっていることも事実です。)
FacebookのIPOはシリコンバレー辺りの景気には好影響を与えそうですが、さらに波及して日本のIPOも盛り上がってくれれば・・・と期待します。