かなり久しぶりの読書録です(この最近、読書量が減ってしまっています(涙))。
これまでの生保業界ではタブーとされていた「保険料の原価」を開示したこと等でマスメディアで取りあげられることが多い「ライフネット生命」の経営陣の著書を読んでみました。
同社は、日本生命出身の生保業界に精通した出口治明氏(代表取締役社長、1948年生れ)と、東大・ボストンコンサルティング・ハーバードMBAという華麗な経歴を持つ岩瀬大輔氏(代表取締役副社長、1976年生れ)というとてもユニークなツートップの経営体制を取られています。
従前より同社には注目をしていたのですが、「カンブリア宮殿(11年7月14日)」などを見て、お二人の著書を読んでみようとなりました。
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この2冊を読んだ感想としては、「いろいろな意味で、ここまで理想的に進んでいるベンチャーがあるんだ!」との驚きでした。
出口氏が、パートナー選びの条件として「若くて生命保険を知らない」人物を探し、それに合致したのが岩瀬氏だったというのは、有名な話ですが、
「良い経営陣には、資金も集まり、人材も集まる」というベンチャー経営の神髄(?)の「ど真ん中」を突き進んでおり、読みながら感動しました。
(「良い経営陣」と書くのは簡単ですが、なかなかいないと思います。出口氏は生命保険業界に関する高度な見識・経験を持ち、岩瀬氏はハーバードMBAなどと、能力面でとても高いものをお持ちで、かつ、お二人とも、「誠実性・倫理観、諦めずやり遂げる情熱・信念、人に好かれる人望」というような人間力にも秀でていると感じました)
同社については、12年にも上場するとのニュース記事も暫く前に出ていました。
保険料を大幅に下げることによって、これまで生命保険に入れなかった人たちにも保険加入が出来るようにしてきており同社がやっていることは、社会的意義も十分ありますので、同社の今後には期待したいと思います。
ご関心あるかたは是非、上記の書籍をお読み頂ければと思います。
【参考記事】
読書録