昨日、会計士協会のセミナー(会計士向け)に参加しました。
『会計専門家のための「起業のファイナンス」』という題目で、講師はブログ「isologue」でも有名な磯崎哲也会計士です。
お話の多くは、従前に本Blogでも紹介しました、書籍「企業のファイナンス」に書かれている資本政策まわりの内容でしたが、ライブでお話を聴けたのはとても良かったです。
印象に残ったのは、
『ベンチャーは放っておけばすくすく育つようなものではない、だから、各種の専門家が起業直後の早い時期からしっかり面倒を見て、「生態系」を作り上げることが重要』
ということを繰り返し話されていたことで、これには強く同感しました。
(表現は違いますが、私も本Blogで繰り返し提言している「企業は各種の応援団とうまくコミュニケーションを・・・」の話と通じるものです)
セミナーの総括として、『ベンチャー企業は資金的にも十分ではない(そのため会計士にも多額の報酬を払えないことも多い)が、初期の頃の資本政策の失敗は取り返しがつかないので、会計士の皆さんもぜひベンチャーを応援してください』と話され、磯崎氏のベンチャー支援に対する熱意が伝わってきました。

- 作者: 磯崎哲也
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
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【参考過去記事】
(参考書籍)起業のファイナンス