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新日本監査法人 「お粗末経営」?

あまり乗り気がしない話題ですが、
週刊ダイヤモンドのウェブサイトに以下の記事が出ています。

会計士増の旗振り役が採用減新日本監査法人のお粗末経営 (Diamond Online)

以下、記事より引用です。

新日本が業界内で批判を浴びたのは、なにもこれが初めてのことではない。08年のリーマンショック以降、その行動が最も疑問視されたのが、監査報酬のダンピングである。
採用減にダンピングと、新日本がちぐはぐな行動に出ているのは、これまでの過剰採用のツケが回ってきたという事情がある。06年から08年にかけて、なんと毎年500〜700人もの試験合格者を採用し続けたのである。
新日本は訴訟リスクの高まりを受けて、このタイミングで継続企業の前提に疑義の注記が付された企業を中心に契約を大量に破棄していった。そのため今では「仕事がない会計士が溢れている」(関係者)状況で、揚げ句の果てには社員に1000万円の新規売り上げ目標を設定、自ら監査を断った企業にもせっせと足を運び、再び営業をかけている。
2期連続の赤字となれば、・・・・・・・・なんとしても避けたかった」(新日本関係者)。
そこで手始めに、年に2回支払う職員の賞与を一律25万円カット。それでも足りず、最後には今年4〜6月の社員の給料を減らし、「収支がほぼゼロになるまで調整した」(関係者)。
さらに複数の関係者によれば、提携先である英監査法人大手アーンスト・アンド・ヤングに毎年支払う看板使用料まで一時的に未払いとなっている模様。金額は「売り上げの7%」(関係者)というから、わずか70億円すら支払えない状況ともいえる。

経済週刊誌の記事ですので、全てが真実ということまではいえないのでしょうが、ここまで赤裸々に書かれてしまってはと言葉がつまります。


【参考過去記事】

「監査法人変更 4割減」の意味することは?(10/10/05)

新日本監査法人 前期は経常利益30億円(10/09/12)

新日本監査法人が400人を希望退職で「削減」(10/07/26)

トーマツは、経常「利益」が13億(09/12/28)

新日本有限責任監査法人、2009年6月期は経常損失 13億円(09/09/19)