久しぶりの読書録です。
(2ヶ月くらい、「事情」により読書量が減ってしまっていました・・・)
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元同僚がブログで紹介・推薦していたため読んでみました。
本書は、心理学の視点から「人が他者から受ける影響力の大きさ」を深く研究した内容です(洋書の翻訳です)。
本書表紙に書かれている紹介文としては、
『あなたは経験ないだろうか』
・欲しいと思った携帯は決まって在庫切れになっている
・欲しくもないのに高価な英会話の教材を注文してしまった
・デパートの試食コーナーで試食したら、買わないといけないような気がする
が書かれています。
本書は、人がこのような心理になってしまうことについてを事例に基づき研究・洞察しています。
世の中にある典型的な悪徳商法、販促テクニックの殆どが、本書で紹介されている6つの要素(「返報性」、「一貫性」「社会的証明」、「好意」、「権威」、「希少性」)のどれかが使われていることがわかります。
感想としては、とても分厚い本なので、正直読破は大変でしたが、読む価値は大きな本だと思います。
セールスやマーケティングに関わる方には特にオススメですが、上に書いた紹介文のような事象について興味がある方や「なるべく悪徳商法に引っかかりたくない」と考えている方などにも有用だと思います。
ただし、2,940円と値段がお高めですし、500ページ近いボリュームですので読むには相当な覚悟が必要です。
(本書を一冊読むエネルギーは、軽めのビジネス書10冊分には相当すると思います)
「誠信書房」というちょっとマイナー出版社ですので、書店になければAmazonでどうぞ。
また、本書の実践編として、
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というのも出ており、こちらも良書らしいです。
【参考記事】
読書録