NPO法人 Japan Venture Research のHPに、
『2009 年 第一四半期 IPO 企業分析レポート』 が公表されています。
内容は、JVR が保有する資本政策データベースをもとに、2009 年第一四半期に新興市場へIPO した企業のデータを分析したものということで、以下の構成になっています。
1. 2009 年 第一四半期IPO 企業分析
1-1. 調査方法、対象データの抽出
1-2. 過去近年のデータとの比較
2. 新興市場へIPO しVC が投資している企業社数の推移
3. コメント
4. 参考資料 2009 年 IPO 企業一覧
5. 参考資料 2008 年 IPO 企業一覧
6. 参考資料 2007 年 IPO 企業一覧
09年1月〜3月のIPO企業を分析するレポートなのですが、
母数が6社で、しかもそのうちVCが出資していたのは2社だけ(ユビキタスエナジー、テラ)という状況で、その2社についてVC比率、資金調達額、初値PERなどを過去のデータなどと比較しています。
2社だけというのが・・・・なのですが、「3.コメント」に明るい分析が書かれていたので、折角なので引用しておきます。
> (6) 2009 年の「IPO 直近 時価総額」 対 「IPO 時 初値時価総額」は2.37 倍となり、2008 年は1.12 倍と低かったが2007 年の2.76 倍という水準にまで戻してきている。
> (8) 初値PER は37.35 であり、2008 年 11.62、2007 年 24.94 と比べて高い水準になっている。
> (9) 2 社という少ない件数での集計ではあるが、全体的に2007 年の水準に回復してきている
第2四半期以後もこの2社のような株価パフォーマンスが続けばよいのですが・・・。
詳細は本文をご参照ください。