successIPO (IPO準備会社を応援するブログ)

IPOコンサルタントをしている公認会計士が、IPOを目指している(又はこれから目指す)企業さんやIPO業界関係者の方にとって参考になる情報を提供していきます。

カルナバイオサイエンス NEO上場体験談

ジャスダック証券取引所のHPに、昨年ジャスダックNEOに上場したカルナバイオサイエンスの吉野社長による上場体験談が掲載されています。
(メールマガジン「JASDAQ IPO WAVE」としても配信されています)

上場までの経緯や、上場準備における苦労が書かれているほか、後半に「5.上場を目指す皆様へ」という項があります。
そこでは、
『上場時に得られる資金は限られており、また、上場時及び上場維持にかかる費用を考えると上場のメリットは何なのか』ということになるという昨今IPOを取りやめる会社さんから聞こえてくるような話をされた上で、
『当社の最大の上場目的は、信用の獲得でしたがこれに関しては絶大な効果を実感しています。上場することにより人的ネットワークが一段と拡大しました。さらに、求人に関しても多数の方の応募をいただくようになり、優秀な人材の確保が容易となりました。』と 上場したことによってメリットが大きかった旨が語られています。

昨今は、「上場企業となることのメリットは薄れてきたとかもはや無くなった」と良くいわれますが、実際に最近上場した会社さんからのこのメッセージからは、今でも上場することによってメリットがあるケースはまだまだ存在するということだと思います(上場の目的は、会社毎に様々ですので、メリットが本当に無くなった会社さんも勿論あると思います)。

審査が本当に大変だった」ということも書かれていますので、興味ある方は体験談本文をお読み下さい。