最近のIPO銘柄の状況です。
社 名 | 上場日 | 市場 | 仮条件 | 公募 | 初値 |
ベンチャー | 8 / 7 | ヘラクレス | 2,700円 | 3,000円 | 2,800円 |
トライ | 8 / 7 | マザーズ | 3,500円 | 4,000円 | 2,590円 |
アスコット | 8 / 5 | ジャスダック | 650円 | 650円 | 600円 |
3社連続で公募価格割れというとても厳しい状況にあります。
株式市況全体が低迷していますので、「仮条件」の設定時に、かなり抑えた(低い)株価を設定しているはずです。にもかかわらず、公募価格をこれだけ下回ってしまうというのは、投資家がIPO銘柄を敬遠してしまっているということだと思います。
活況時には、個人投資家の中には「IPO銘柄であれば何でも買い」という方が相当数おられたようですが、最近の初値動向では個人投資家は離れてしまい、また、機関投資家も規模も小さいIPO銘柄は投資対象としていないということなのだと思います。
ただ、言えることは、この厳しい時代に上場する会社の中には、株価が過小に評価された会社もあるはずで、しっかりとした企業選別ができれば投資対象として魅力ある会社もあるはずです(大化けする会社があると思います)。
IPO市況が過熱する必要はありませんが、正常化はしてほしいと思う今日この頃です。
株価市況については、自分の立場では何もすることは出来ないのですが、さすがに今の状況は厳しいなぁと強く感じた為、記事にしてみました。