successIPO (IPO準備会社を応援するブログ)

IPOコンサルタントをしている公認会計士が、IPOを目指している(又はこれから目指す)企業さんやIPO業界関係者の方にとって参考になる情報を提供していきます。

「四半期決算」は30日以内で・・・(東証からの要請)

上場企業は、08年4月以後開始事業年度から「四半期」開示が制度化されます。

これに関連して、東京証券取引所から『四半期決算短信の様式・作成要領』が公表されています。
http://www.tse.or.jp/rules/kessan/quarter/q-yoryo/index.html

その中で、
「四半期決算発表では、少なくとも年度末の決算発表と同等以上の早期開示が求められるところであり、目安としては、四半期末後30日以内の開示がより望ましい
という記載があります。

これまでも、上場準備会社さんでは、上場に向けて「四半期の開示が45日以内でできるように」を達成するために経理体制の強化に取り組んできていましたが、今後は「30日以内」となると、なかなか厳しいハードルなんだと思います。
同時に、内部統制報告制度(J-SOX)もスタートしますので、これから上場企業になろうとされる会社さんは、管理部門(特に経理部門)の充実に対して、かなり高い意識で取り組んでいくことが必要になってきます。
逆にいうと、相応の時間・人員・コストをかけて、ディスクローズ体制を整備していくことについての理解がない会社(経営者)さんについては、未上場企業のまま事業を発展させていく道を選ばれた方がよいのだろうと思います(今後は、管理部門の弱い会社は、これまで以上に上場が難しくなると思われますので)。

この四半期開示の件は、本日(3月19日)の日経新聞朝刊でも記事になっていました。
以下はNikkei Netの記事です。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080319AT2D1901719032008.html


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