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successIPO (IPO準備会社を応援するブログ)

IPOコンサルタントをしている公認会計士が、IPOを目指している(又はこれから目指す)企業さんやIPO業界関係者の方にとって参考になる情報を提供していきます。

みんなのウェディングの社長が辞任

今年3月に上場したばかりの㈱みんなのウェディングですが、

 

代表取締役社長兼CEOの飯尾慶介氏が辞任するとのリリースが出ています。

 http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1197584

その原因は、売上に関する社内調査結果によるもので、

 http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1197585

社長と取締役が従業員に指示し、実際には行われていない従業員の親族のウェディン グの売上12百万円を計上していたようです。会計監査人の指摘をきっかけに判明したとのことで、いわゆる粉飾決算を行っていたということになります。

 また、粉飾を行うにあたり、その必要資金は社長が個人資金から捻出していたとのことで、動機としては平成26年9月期の業績未達の影響を少しでも穴埋めしようとしての行動だったようです。

 

これは上場直後の企業の不祥事であり、IPO業界の人間としてとても残念なニュースです。IPOの件数が増加してきており、特にここ最近は連日大量の上場承認が続いているため当ブログの新規上場企業の紹介が全く追い付かない状況ですが、このようなニュースはIPO業界に冷や水を浴びせる出来事になってしまいます。

 

粉飾はもちろん良くないことですが、上場後、初の通期の決算を前に、業績を少しでも良く見せたいとの思いから社長が自らの財産を拠出してまで(それも1,200万円のみの)粉飾決算を行ったという事実は、上場企業となった後の市場からのプレッシャーがいかに大きいかを物語っています。

IPOはゴールではないと良く言われますが、上場企業となることには多くのメリットがある一方で、それまでは無かった大変なことも数多く生じることになります。

これからIPOを目指す企業の方も、メリットのみを考えるのではなく、そのデメリットも合わせて受け入れる会社・役職員としての強い覚悟があるか、改めてしっかり考える良い機会になるニュースだと感じます。