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successIPO (IPO準備会社を応援するブログ)

IPOコンサルタントをしている公認会計士が、IPOを目指している(又はこれから目指す)企業さんやIPO業界関係者の方にとって参考になる情報を提供していきます。

プロ向け市場第1号の「メビオファーム」が上場廃止に

プロ向け市場「TOKYO PRO Market(旧TOKYO AIM)」の第1号上場銘柄であるメビオファーム社が、上場廃止申請を行っています(自ら申請)。
TOKYO PRO Marketにおける当社株式の上場廃止申請及び臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ(同社HP)

上場廃止基準への抵触や市場からの処分のような外的理由ではなく、同社の判断での上場廃止申請とのことです。
以下は、上記リリースからの引用です。

当社は平成23年7月にTOKYO AIM(現TOKYO PRO Market)に第1号案件として上場し、四半期開示やJ-SOX対応が任意適用であることなど、本市場の柔軟な特性を十分に活用しつつ、ビジネスの幅や取引先、活動エリアを拡大することができました
これにより、当社は抗がん剤の製品化を目指した主力パイプラインであるMBP-426の新しい臨床実験を着実に進めると同時に、核酸医薬のナノ製剤化や診断薬開発にも着手する等、基礎研究面も充実させ、さらにはナノ製剤のジェネリック化の分野にも事業展開を図ってまいりました。
今後もこれらをいっそう発展させるために事業提携を進めてまいりますが、そのために本市場の制度を利用して非上場化した上で、事業を自由に展開するのが望ましいと考えましたこの選択は、将来的に当社の経営や事業の推進に大きく寄与し、ひいては株主価値の最大化が図れるものと考えております
上記の説明を読んでも、なかなか理解は困難です・・・・

思い出してみますと、
・11年7月:当初は10億円程度の資金調達をする予定が、急遽増資を中止し、「ファイナンスなし」で上場
     上場初日からウリ気配のままで4日目に初めて売買成立
・12年3月:申請期である12年3月期の業績予想を大幅下方修正
  (修正前:事業収益(売上高)1,954百万円、経常利益 1,347百万円、
   修正後:事業収益(売上高) 170百万円、経常利益 △213百万円)
など、驚くべきことが続きました。
そして上場から約1.5年で上場廃止とのことです。。。

幸い(皮肉?)にも、メビオファーム株は、上場株というものの(プロ向けということもあり)ほとんど売買が行われていませんでしたので、一般のIPO株式が急に上場廃止した場合のような「上場時や上場後に投資した投資家が損害を被って社会問題的に騒ぎになる」ということはあまりなさそうです。

「TOKYO PRO Market」の上場企業は3社だけでしたので、同社の卒業で2社となってしまいました。。。。



【参考過去記事】 
TOKYO AIM 第一号は、バイオVB「メビオファーム」(11/06/11) 

メビオファーム TOKYO AIM 上場承認(11/06/26) 

メビオファーム 上場時の増資を「中止」(11/07/09) 

TOKYO AIM第一号のメビオファーム 初日は売り殺到で初値つかず(11/07/16) 

メビオファーム(TOKYO AIM) 2日目も売り殺到で初値つかず(11/07/19) 

メビオファーム(TOKYO AIM) 3日目もまだ初値つかず(11/07/20)

メビオファーム(TOKYO AIM) 異常事態 4日目も初値つかず(11/07/21) 

メビオファーム(TOKYO AIM) ついに5日目で売買成立(初値は286円)(11/07/22) 

メビオファームは今・・・・・(直近終値はなんと74円)(11/08/07) 

続・メビオファームは今・・・・・(超久しぶりに売買成立)(11/10/05)

TOKYO AIMの近況 (続・続メビオファームは今・・・・・(超久しぶりに売買成立))

TOKYO AIM 第1号のMBP 申請期の計画を大幅下方修正(12/02/13)