ブログ「isologue」でも有名な磯崎哲也会計士らが、つい先日立ち上げたスタートアップ企業向けファンド「Femto Startup LLP」が、「投資契約書」を公開しています。
・週刊isologue(第150号)Femto Startupの投資契約を公開します(isologue)
・Femto Startupの投資契約(ひな形)(Femto Startup、PDFファイル)
ベンチャーキャピタルからの出資を受ける際には、投資契約を交わすことが一般的に行われていますが、契約内容をウェブ上にて公開するというのは非常に珍しいケースです。
「この「ひな形」が、日本のシード投資実務の発展に寄与するとしたら、幸いだと考えております。」とのことで、これまである意味閉鎖的に行われてきたものをガラス張りにしたという取組みには、強く賛同いたします。
なお、この投資契約書(ひな形)の内容的に奇抜なものは特にありません。
(投資契約の中には、大した出資比率でもないのに、あれこれ企業を縛る条項を入れた「奇抜」なものがあるのも事実です。起業家側がその中身がよく理解できていない状況に乗じたアンフェアなものだったりします。)
【参考過去記事】
起業のファイナンス(IPO参考書籍)(11/02/05)
「起業のファイナンス」セミナーに参加しました(11/07/14)