あずさ監査法人が、「有限責任監査法人」への移行を公表しています。
「有限責任監査法人」への移行について(あずさ監査法人)
http://www.azsa.or.jp/news/news20100310.html
10年7月1日からの移行とのことで、これで大手三法人(新日本、トーマツ、あずさ)は全て「有限責任監査法人」となります。
企業の側からすると、「これで何の影響が?」というのが率直な感想かと思います。
今回のプレスリリースにおいても、
>従来、監査法人の社員の民事責任については、会社法の合名会社制度をベースとした無限連帯責任となっていましたが、有限責任監査法人への移行により、個々の監査証明業務については、当該業務を担当する業務執行社員(指定有限責任社員)が無限連帯責任を負い、指定有限責任社員以外の社員は、監査法人に対する出資金の価額を限度としてその弁済責任を負うことになります。
との説明がなされていますが(上記、>からはプレスリリースより引用)、これを読んでもピンとは来ないかと思います。。。。。
(有限責任監査法人だろうと、ふつうの監査夫人だろうと、平時には実質面の違いはほぼないものの、問題発覚時にはそれなりに違いが出てきます。でないと、有限〜に移行するわけないですよね。)
【参考過去記事】
監査法人の業績悪化が深刻化?(日経アンケート)(10/01/14)
トーマツは、経常「利益」が13億(09/12/28)
新日本有限責任監査法人、2009年6月期は経常損失 13億円(09/09/19)