上場企業の「主幹事証券」交代が相次いでいるという記事が出ていました。
主幹事証券、変わる勢力図 日興1割減、銀行系が攻勢 (10年1月8日 日経朝刊)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100108AT2C0701H07012010.html(Nikkei.net)
昨年は、
・日興コーディアル証券:三井住友フィナンシャルグループ傘下に
・大和証券グループ:三井住友フィナンシャルグループとの合弁解消
・みずほ証券:新光証券と(旧)みずほ証券が合併し、(新)みずほ証券に
というような再編があり、また、「歴史的な関係より提案内容や能力を重視する大手企業が最近増えている」とのことで、主幹事証券交代が相次いでいる とのことです。
新聞記事中には、証券別の主幹事企業数が出ていました(以下、記事より引用)。
| 08年12月 | 09年12月 |
野村 大和キャピタル・マーケッツ みずほ 三菱UFJ | 1,416 社 810 社 694 社 308 社 246 社 | 1,389 社 772 社 624 社 307 社 259 社 |
IPO準備中の会社さんにとっても、主幹事証券をどこの証券会社にするのかは極めて重要な意思決定です。
主幹事証券とはIPO時だけでなく、上場後も継続して付き合っていくことになりますので、上場企業の「主幹事勢力図」を把握しておくことも有用かと思います。
【参考過去記事】
各種関係者(証券会社)(08/04/27)
各種関係者(証券会社) 07年上場会社のデータ (08/04/28)
08年IPOの各種統計データ(第2回 主幹事証券会社別上場会社数)(08/11/24)
09年IPOの各種統計データ(第2回 主幹事証券会社別上場会社数)(09/11/28)