本日(11月11日)は、東証マザーズの市場開設10周年の記念日です(東証のリリース記事)。
「平成11年11月11日」という覚え易い日の市場開設でした。
10年間で251社がマザーズに上場し、現時点のマザーズ上場会社数は186社とのことです。
251社から186社を引くと、65社が、マザーズを卒業(?)したことになります。
本則市場(一部・二部)に移った会社(いい卒業)と、市場から姿を消した会社(悪い卒業)ということになります。
印象的なのは、当時注目を集めた第1号銘柄の2社が、ともに後味の悪い卒業をしたことでしょうか。
(参考過去記事) リキッドオーディオ退場 (09/03/01)
ちなみに、ヘラクレス(旧ナスダックジャパン)の開設は、2000年5月8日ですので、来年の5月が10周年です(ヘラクレスは来年ジャスダックと統合されますが・・・)。
それと、つい先日、上場制度の整備として、有価証券上場規程等が一部改正・施行されています。
http://www.tse.or.jp/rules/regulations/091106_a1.pdf
内容は、
1.マザーズの上場審査に係る取扱いの整備
(1)推薦書の見直し
(2)事業計画の合理性に係る上場審査項目の新設
(3)上場審査における要件の見直し
2.マザーズの上場廃止基準の項目の新設
3.マザーズ上場会社の上場後における情報提供の一層の充実
4.その他
というものです。
具体的内容については、
(参考過去記事) 東証がマザーズ改革案を公表、株価9割下落で退場! (09/08/25)
で紹介したものとなっています。