successIPO (IPO準備会社を応援するブログ)

IPOコンサルタントをしている公認会計士が、IPOを目指している(又はこれから目指す)企業さんやIPO業界関係者の方にとって参考になる情報を提供していきます。

ドラマ「監査法人」第1回の感想

土曜日夜のNHKドラマ「監査法人」を観ました。

よく練られており、とても面白く出来ていると思います。

私は、しばらく前に監査の現場を離れた身でもありますし、「このシーンは実際の監査現場ではどうの(この設定はどうなんだろうか、とか、現実とは違う・・・)」のような詳細な感想を述べるのはやめようと思います。
(見ていませんが、恐らく現役の監査人さんのブログ等で話題になっているでしょうから)


興味があるのは、会計士業界以外の方の本ドラマの感想です。
若杉会計士が信念をもって監査に立ち向かう姿を、自分は当然のこととして支持・応援しながら観ていましたが、もしかすると企業に属する方(監査を受ける側)や、主婦・学生さん等の一般の方は異なる見方をされたりしているのでしょうか。
亡くなられた方の葬儀のシーンでは、「なぜあの状況で若杉会計士が責められるの?」というのが私の正直な感想です。
ですが、あのようなシーンにおいて会計士業界以外の方は異なる感覚になられたりしたのでしょうか。「そうだ。企業がつぶれては困るので、粉飾決算を承認しろ!」のような想いで見ていた方も多くおられるのでしょうか?

もし、このドラマの視聴者アンケート(会計士(監査法人所属・監査法人所属以外)、証券会社、企業(経営者・一般従業員)、主婦、学生のようなカテゴリー別で)のようなものでもあれば、とても興味深いです。
そのアンケート結果が、日本の資本市場における監査制度に対する理解・期待度合いを如実に表すような気がします。


第2回(21日土曜日)も忘れずに観ようと思います。