successIPO (IPO準備会社を応援するブログ)

IPOコンサルタントをしている公認会計士が、IPOを目指している(又はこれから目指す)企業さんやIPO業界関係者の方にとって参考になる情報を提供していきます。

各種関係者(専門印刷会社)

上場に向けて、必須の存在となる専門印刷会社です。

いきなり結論ですが、プロネクサス宝印刷の2社のいずれかを選択することとなります(他に類する会社はありません)。

ディスクロージャーのためのノウハウを持っており、上場準備段階においては、申請書類(?の部や?の部)の作成にあたっての各種サポート(ブランクフォーマット等の資料提供やディスクロージャー関連の各種セミナーの実施)を実施し、また、上場後にも有価証券報告書等のディスクロージャーの支援を継続的に実施してくれます。

上場準備会社が専門印刷会社から受けられる主なサポート
・申請書類作成の資料提供(ブランクフォーマット、作成手引書等)
・各種セミナー(無料・有料)
・Webデータベースサービス(法令・規則等、無料・有料)
・作成した申請書類ドラフトのチェック
・申請書類のPCデータ格納(Web環境でPCデータを保管)

意外と知られていないのが、最後に挙げたデータ格納サービスです。
申請書類(?の部や?の部)は、どの会社でも複数人でPC(基本的にWord)で分担して作成していきます。
どのファイルが最新のものかがわからなくなったり、同じ箇所を複数人が同時に修正してしまったりということが起こりがちですが、両社が提供するサービスを使えば、複数人が同時にアクセスすることを制限でき、修正する前のデータに遡ったりできる(バージョン管理)機能もついていますので便利です。
サービス名は、プロネクサスが『P-BOX』、宝印刷が『X-SYSTEM』です(P-BOXは紹介ページが見つかりませんでした)。
このサービスの利用は必須ではなく、自社内で共有サーバー等でPCデータを上手に管理できる会社さんには不要ですが、そう高額なサービスでもないことから、利用を検討されてもよいかもしれません。